○エマルジョン地


■エマルジョン地の特長
・半吸収性地である。
・水性絵具、油性絵具の両方に対応できる。
・柔軟性がありキャンバスにも塗布できる。
・処方を変えることにより好みの吸収性が得られる。
・発色が綺麗で絵画の保存性が強い。

■基本処方(約1gの塗料分)
・8:1 膠水          500ml
・白亜            800ml
・酸化チタン           200ml
・卵黄         2個約 40 ml
・スタンドオイル(・6)       200 ml
・水        (150ml〜250ml)


白亜塗料を作る

工 程
概 説
@用具と材料
特に特殊な用具は必要ないが、膠水とスタンドオイルを乳化させるのにハンドミキサーがあると便利です。以下に主な用具と材料を示します。材料は、上記の割合で計量・準備する。
*ビーカー、ステンレスボール、ハンドミキサー、ゴムベラなど。
A白亜塗料づくり
ビーカーに暖めた膠水をとり、白亜と酸化チタンを少量づつ膠水中へ振り入れます
水面近くまで白亜を振り入れたら静かに10分ほど放置し、粉末部分と膠水がなじむのを待ちます。
十分なじませた後、泡が発生しないように静かに撹拌します。

あまり多く撹拌し過ぎると白亜はダマになり固まってしまうことがあります。
B油性分の混合
白亜塗料に卵黄2個分を加え
ハンドミキサーでなじませます
ハンドミキサーでかき混ぜながら少量ずつスタンドオイルを加えてます。
全量はいるまで滴下するように加えないと分離しやすくなります。
さらにミキサーで十分に分散させます。
Cエマルション塗料
濃いエマルション塗料をボールに移します。
基本量の塗料に、少量ずつぬるま湯を 700ml加えて薄めます。
D塗り方
キャンバスへは、3層ぐらい塗ると、市販キャンバス程度の表面ができます。はじめは、叩きこむように塗料をキャンバス目にいれましょう。
塗料は、上層に向かって、ややぬるま湯で薄めると良いでしょう。
さらに平滑面が欲しい場合は、4層目まで塗り上げた後、さらに薄めた塗料を1層施すことにより、細密画に適した表面が得られます。

■ヘラ塗りの場合
基本塗料をそのまま使用し、板目に刷り込むようにして1層目を塗り、表面が乾した後2層目は厚く一気に乗せることができます。
最終層は刷毛塗の場合のようにぬるま湯で薄めた塗料を使用し、表面を整えます。
注:油性分は膠水と等量まで加えられるが、多量に加えたのでは市販キャンバスに近づき面白みがなく黄変の原因になる。また、少な過ぎると、画面の柔軟性が失われる。


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