絵具は、色を発生する成分『色素』と、固着させる成分『バインダー』から成り立っています。
色素は、顔料と染料に分けられますが、保存性を重視する絵具では、ほとんどの場合に顔料が用いられます。一部の発色を重視したインク類に染料系の製品もありますが、光りに対する保存性は、顔料系に比べて極端に劣ります。
油絵具をはじめ水彩絵具、テンペラ絵具等には、ほぼ共通の顔料が使用できます。フレスコ画では、下地の強いアルカリ性により、すべての顔料は使えず、耐アルカリ性の強いもののみが使われます。
また、日本画では、顔料粒子の差により明暗の階調が作られます。洋画系絵具の細かく均一に近い粒径の顔料とは多少異なります。
色を性格づけるのが顔料であるのに対し、絵具の性質を決定づけるのがバインダーです。
※おもなバインダーには、次表のようなものがあります。