/フレスコ画の種類
○フレスコの下地準備


  壁に描く漆喰の処方
1.壁本体
 
2.荒塗り
(トゥルジラル)
粗い砂・・・3 漆 喰・・・1 水・・・1
硬く練って小手板に立つぐらいの固さ。壁にぶつけるように荒く乗せる。こすり過ぎると、滑らかになり過ぎるので注意。1.3cm以下にする。表面は、わざとざらざらの「キー」をつけておく。
3.中塗り
(アリチアート)
粗い砂・・・2 漆喰・・・1 水・・・0.9
荒塗りが乾く前に塗りつける。1日の作業分だけ用意して塗る。約6mmに調製する。
4.仕上塗り
(イントナコ)
細かい砂・・・1 漆喰・・・1 水・・・ 0.5
2層目を塗って約1時間半後に塗る。滑らかになるように塗り、表面の石灰分を除くために霧吹きなどで水をかけ洗い流す。中塗りより薄く5mmにする。描く当日に塗る。
* 大理石粉、方解末でも可
5.絵具層
 


特殊な支持体
パネルに漆喰を塗る処方
石灰・・・1
砂・・・1
水・・・0.5
・水は半分ずつ区切って加える。
・練りの固さは握って団子状になるようにする。
・約半量を下塗りとしてパネルに塗る。 ・下層が乾燥した後、仕上塗りを行う。
素焼きに漆喰を塗る処方
石灰・・・1
細かい砂・・・ 1
水・・・0.5
・水は半分ずつ区切って加える。
・練りの固さはやや柔らかくなるようにする。
・薄く漆喰を1層、素焼きに塗る。
フレスコ石膏(代用漆喰)の処方
フレスコ石膏 1
砂・・・1
水・・・0.5
フレスコ石膏は、半水石膏[CaSO4・1/2H2O]という物質であり、時間をかけて固化します。生乾きの時間が焼石膏[CaSO4]よりきわめて長く、漆喰によるフレスコのイミテーションになります。漆喰より扱いやすい点がポイントですが、漆喰のように空気中の二酸化炭素を吸収して炭酸カルシウムを表面に結晶化し、彩色層を保護するような効果はありません。あくまでも真似事の材料といえます。
フレスコ下地壁の化学変化



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