東京都現代美術館のワークショップを取材してきました。
『アートなび』エディターのがお気に入りのカフェで行った
井戸端会議のような報告の様子をそのままお送りします。

【EDITOR'S EYE】

最近ボランティアや参加型のアートプロジェクトが大人気でしょう。

「見る、鑑賞する」から「つくる、創造の現場」にかかわる面白さを共有したい!!ってことなんだろうけど。

美術館や博物館で一方的に送り出されてきた「鑑賞」っていう構図に観客もアーティストも息苦しさを感じはじめてるのかしらね。

「ワークショップ」ってよく聞くけど、つくり手が直接受け手と対話しつつ作品の創造を「分かち合う」ものだそうよ。

ではまずは企画の概要から。


ワークショップ概要

2001年7月20日(祝)、21日(土)、22日(日)の3日間
*毎日10時から3時まで

場所:東京都現代美術館

企画・指導:土屋公雄さん(アーティスト)

アシスタント:北川貴好さん(アーティスト)&武蔵野美術大学生のみなさん

対象:小学校3年生から6年生  30人

内容:子どもたちが6つの班に分かれアシスタントとともに美術館から出た廃材を使ってひみつ基地をつくります。初日は自己紹介と設計図を描く!そして2日めから制作に入ります。
最終日は皆でひみつ基地を見学してまわります。


【EDITOR'S EYE】
今回のワークショップを企画した土屋さんのお話しの中でね、色々と印象的なことばがあったんだけどね。

アート、芸術ってなんか高尚なものってイメージ。特に「現代美術」ってわかりにくくてとっつきにくいじゃない。

でもこうしてワークショップやボランティアで参加することで美術館がもっと身近な存在になる。で、そんな特別なものじゃないんだ!って思えてくるんじゃないかって。

それからこの東京都現代美術館のような公共の施設の存在の意味って?パブリックの本当の意味って何だろう?

なんてこと考えさせられたわ
 

そうよね、私たちの税金で建設され運営されているんだものね。
 

最後にね、

「もしフランスでポンピデューが取り壊されるって事になったら暴動がおきるでしょう。でもこの美術館を取り壊すっていっても市民はフーンって事だけなんじゃない」

っておっしゃってたのがとっても印象的だったわ。


武蔵野美術大学生のみなさんと美術館スタッフの感想

武蔵野美術大学生のみなさんと美術館スタッフの感想

『アートなび的視点』としては人気のあるボランティアに関わった人たちが何を感じ、何を発見したのかがとっても関心あるわけ。

作品を語るのは他に任せたいのね。

作品はそれ自体に意味があるのではなくて、単なる媒介にすぎないんじゃないかな、って見方。
子どもたち以上に大学生のボランティアの皆さんが見つけたものは大きかったんじゃないかな。
子どもたちとのふれあいで色々感じたって意見が大きかったものね。

人気のボランティアってそんなところに魅力があるのかもね。


作品の展示は2001年8月19日まで行われています。

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